クリトリスについて どこにあるの?感じ方は?どうすると気持ちいいの?
クリトリスとは?
男性のおちんちんと同じように、女性にも「気持ちいい」と感じる性感帯があります。その中のひとつが「クリトリス」。
そんなクリトリスのことを理解していない人は、意外と多いのではないでしょうか。クリトリスについて小難し言うと以下のようになります。
陰核(いんかく)は、ヒトの女性器を含む哺乳類の雌の性器に備わる小さな突起で、発生学的には男性の陰茎に相当する。クリトリス (clitoris) は、ギリシア語のクレイトリス(κλειτορίς, kleitoris)に由来し、鍵またはネジのような封じるものを意味するクレイス (κλείς) を語源とする。先端の陰核亀頭は成人女性で5~7ミリほどの大きさで、陰核亀頭に刺激が与えられると性的興奮を感じる。男性の生殖器と同様充血して膨張し、固さが出てくる。[1]陰梃(いんてい)とも言う。
これは難しい…。簡単に言うと、クリトリスは女性の陰部に生えている小さな突起で、男性で言えばおちんちんに相当します。
見えている部分の大きさは5㎜~7㎜。先端の「陰核亀頭」と呼ばれる部分を刺激すると、気持ちいいと感じて、膨張したり、固さが出てきたりするんです。
また、誰にでも同じように生えているわけではなく、全体のほとんどが皮に覆われるほど小さいものから、親指の第一関節ほどまである大きなものまで、個人により様々な大きさのクリトリスがあります。
ではクリトリスは女性器のどの部分にあり、どんな形をしているのでしょうか。これから図解で説明します。
Point
- クリトリスは女性の性感帯のひとつ
- 大きさは平均して5㎜~7㎜
- 剥き出しになった先端を「陰核亀頭」と呼ぶ
- クリトリスを覆う皮を「陰核包皮」と呼ぶ
クリトリスの場所や形は?
クリトリスの場所は、女性器の小陰唇が交わる部分(上方)にあり、先端の突起部分を「陰核亀頭」と呼びます。さらに、陰核亀頭を覆うクリトリスの皮部分を「陰核包皮」と呼ぶのです。
陰核鬼頭の形は、5㎜ほどの小さな豆のような形をしていて、色は周辺の肌ととても近い色をしています。しかし、その大きさには個人差があり、中には親指の先ほど大きいクリトリスを持つ人もいるんです。
この陰核鬼頭は陰核包皮で覆われており、見える部分では、大陰唇の交わる部分(上方)まで続いています。そこから先は体内へ入り、膣の両脇を2股に別れて覆っています。この二股の足の部分が「陰核脚」。
陰核脚から先端の陰核鬼頭に至るまでは、海綿体で構成されおり、刺激すると気持ちいいという快感を感じることができます。実はこの感覚、男性のおちんちんで感じる快感ととても似ているんですよ。
それって、どれくらい気持ちいいのか気になりますよね。その快感の感じ方を、これから場所ごとに説明したいと思います。
Point
- 場所は小陰唇が交わる部分(上方)
- 陰核鬼頭は小さな豆のような形
- 小さい人は小陰唇に隠れて見えないこともある
クリトリスで感じるとどうなるの?
クリトリスは女性が最高に感じる性感帯の内のひとつと言われています。いったいどんな快感を感じるのでしょうか。
女性がクリトリスで感じる感覚を3つに分けてみました。
初めての触った感覚は”痛い”
クリトリスは、触られるのに慣れていても慣れていなくても、とても敏感な性感帯。初めて触れれるときは、「気持ちいい」よりも「痛いと」という感覚のほうが強いです。
それは、指で優しく触れただけなのに、神経を直接刺激するようなビクンとする感覚。その奥に気持ちいいという感覚をほんのりと感じます。
クリトリスに慣れていない女の子は直接の刺激を痛いと感じるでしょう。
ショーツの上から触ると心地よい快感
クリトリスを触る行為に慣れていなくても、ズボンやショーツの上から刺激すると、その気持ち良さを感じることができます。その快感は、クリトリスの陰核鬼頭全体がヒクヒクするような、漏れるおしっこを我慢するような感覚。
それでいて、心地よくてムラムラする快感なんです。
ショーツの上から触れられる快感は、ずーっと触っていたくなる、心地よい性の快感です。
触るのに慣れても、感覚は敏感
クリトリスを触ることになれても、陰核鬼頭を直接指で刺激されるとやっぱり少し痛いと感じてしまいます。クリトリスを触るときは、極力摩擦させないこと。
愛液や唾液でドロドロにして触られたり、軽く抑えたまま、小さく・ゆっくりと揺らすと、ショーツの上から触るよりも敏感に、子宮の奥の方まで快感を感じることができるんです。
触るのに慣れたクリトリスの快感は、子宮の奥まで届く、激しい快感です。
陰核包皮に覆われた部分も感じる
クリトリスが感じる部分は、陰核鬼頭だけではありません。陰核包皮に覆われている隠れた部分も、同じクリトリスなんですよ。
クリトリスの陰核包皮に覆われたの部分を刺激すると、薄いショーツの上から陰核鬼頭を触る感覚に少し似た快感が。触ったすぐは気持ちよくありませんが、徐々にムラムラとする快感が溢れ出し、その快感をずっと求めていたくなるような癖になる気持ち良さが味わえます。
Point
- クリトリスはとても敏感でデリケート
- 何度も愛撫すると”気持ちいい”を感じやすくなる
- 直接刺激せず、周囲を触っても気持ちいい
クリトリスの気持ちいい触り方
クリトリスはとても敏感な性感帯。触り方ひとつで気持ち良いこともそうでないこともあります。
ここからは、女性が最高に気持ちいいと感じるクリトリスの触り方を紹介します。
ショーツの上からくすぐるように刺激
クリトリスの刺激に慣れていない人は、ショーツの上から刺激する方法が一番気持ちいいです。刺激するときは、親指・人差し指・中指の3本を立てて、3本指の爪で円を描くように撫でます。
このとき、力はほとんどいりません。
優しく、クリトリスをなぞるように刺激を続けていると、クリトリスの陰核鬼頭全体がヒクヒク・ムズムズするような、気持ちいい快感が襲ってきます。それは、おしっこが漏れそうな感覚にも少し似ているかもしれません。
さらに気持ちよくなったときに、少し力を入れて刺激すると、溜まった快感が放出され、イク感覚を味わうことができますよ。
潤滑液を付けて優しく愛撫
クリトリスは、直接愛撫すると、摩擦が強すぎてあまり気持ち良くありません。クリトリスを直接愛撫するときは、ローションや唾液で潤滑を良くしてから触るようにしましょう。
にゅるにゅるとした感覚がクリトリスに纏わりつき、先端から子宮の奥まで行き渡る快感を味わうことができます。
触り方は、ゆっくりと上下にスライドさせる、シンプルな触り方が一番気。中指の先端から手の平の付け根ギリギリまでを、ゆっくりとしたストロークで滑らせるように刺激すると、「めちゃくちゃ気持ちいい~~っ♡」ってなりますよ。
中指で軽くタップさせる
クリトリスは、撫でるだけでなく、叩いても気持ちいいんです。叩くと言っても、ドンドン太鼓のように叩くわけではありません。
中指を使って、軽くタップさせるだけ。一定のリズムを取るようにタップする快感は、常習的な気持ち良さが込み上げてきます。
この快感は、”イク”までは達することができませんが、気付いたらクリトリスをトントンしているような、いつでも感じたくなる気持ち良さなんです。
人差し指と中指の挟んで揺する
本記事で先ほど述べていますが、クリトリスが気持ちいいと感じる部分は、陰核鬼頭だけではないんです。陰核包皮に覆われた部分や、体内(膣の両側)にある陰核脚も陰核鬼頭と同じだけ感じる海綿体で構成されています。
そのため、おちんちんをシコシコするように、陰核包皮に覆われた部分をシコシコすると、男性で言う射精のように”イク”快感を味うことができるんです。
その方法は、人差し指と中指でピースサインを作り、その内側両サイド全体でクリトリスを挟みます。軽く挟んだまま、クリトリスをシコシコするように上下に動かしてみましょう。
初めは何とも感じませんが、徐々にムラムラとする快感が、クリトリスから膣内まで巡ります。そして気持ち良さが最高潮に達すると「もっと強く!」という衝動に。この時にシコシコするスピードを上げると、溢れたムラムラが弾けるように頭から抜け出し、イクという最高の快感を味わうことがきるんです。
まとめ
クリトリスは、女性の性感帯の中でも特に敏感な場所。急に激しく刺激しても、気持ちよくはありません。むしろ痛いと感じてしまうでしょう。
初めはショーツの上などから優しくゆっくりと愛撫し、何度も繰り返して徐々に快感を感じられるようにしていきましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません